頭が良くなる考え方

頭の良さは生まれつきなのでしょうか。それとも、私のようにアラフィフになっても、変わることはできるのでしょうか。創造性研究の第一人者であるスタンフォード大学ティナ・シーリグ先生に伺います。

最新研究は、失敗から学べると考えている人と、頭のよさは決まっていると考える人では、脳の活動が異なることを明らかにしています。

モセルらは、被験者に間違いやすい単純な課題を出して、その間の脳波を測定しました。たとえば、「MMMMM」や「NNMNN」など、5文字を表示して、真ん中の文字を答えてもらいます。被験者が間違いを犯した時、脳波計では、2つのシグナルがともります。1つ目のシグナルは「あっ、やばい」という反応であり、2つ目のシグナルは、被験者自身が間違えたことを自覚し、何が悪かったのか探ろうとしていることを示しているといいます。どちらのシグナルも、間違えてから0.25秒以内に起こります。実験終了後、間違いから学ぶことができると思うかどうかを被験者に尋ねたところ、できると答えた人たちは、2番目のシグナルが大きいことがわかりました。

脳が「間違えたのはわかった。この間違いを教訓にしよう」といっているかのようです。忘れてほしくないのは、ものの見方、考え方は変えることができる、という点です。

未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II