依存症について

2021年12月25日

タバコ、アルコール、ギャンブル、違法薬物、処方箋薬、スマホ、ゲーム、セックス、買い物、盗みなどの依存症。

日本人の依存症者人口は2000万人といわれています。

 (ニコチン依存症1487万人 アルコール依存症230万人 ギャンブル依存症536万人)

依存症とは、脳がぶっ壊れて、意志の力でコントロールが効かなくなった病気です。

いわば、大人の脳が、小さな子どもの脳のように、我慢ができなくなる病気です。

一般的に依存症は進行性で自然治癒しない、つまり、放っておいて自然に治ることはないと考えられています。

だから、依存症は病気であるということを認めて、治療が必要なのです。

薬物依存症について 出典「麻薬脱出」

日本には薬物依存症者が250万人いるといわれている。実際はもっと多いかもしれない。

彼らのほとんどは野放し状態である。

学校では非行、警察では犯罪、社会では厄介者とみなされる。

日本では薬物を使うのは本人が悪いという固定概念が強いため、現実的な「回復」への対応策が、国家レベル、社会レベルではほとんどなされていない。薬物先進国の欧米では、薬物依存は国家的な仕組み、社会的な仕組みの中に組み込まれている。

「ダメ、絶対」という観念的な発想ではなく、「薬物はあらゆる現実的な手段で若者を中心に人々に入ってくる。入った後をどうするか」という発想である。薬物の入りの防止にも力を入れているが、人々の体に入ってからも、より力を入れいている。日本はほとんどが入りだけである。遅れているのだ。著名人やその子弟が薬物使用で逮捕されると大騒ぎをするが、事の本質には触れていない。

薬物依存は一種の病気といわれている。社会的地位、学歴、有名無名には関係なく、依存にはまれば二度も三度も薬物を手にする。それが当たり前なのだ。

その中でどのように回復のプロセスに乗せるか、が大事なのだ。

ところが、日本では、表面的に大騒ぎをしてモラルの問題だけで片付けてしまう。

危険である。

何が危険なのか。

薬物使用者が低年齢化に向かっているからである。

かつてシンナーや覚せい剤は中学生や高校生になってから使用したが、小学校高学年から使用が始まっているのだ。特にシンナーは怖い。脳をぶち壊す。シンナーというと馬鹿にする向きもあるが、十代前半から長期間使用すると「回復」が困難になる。もっと怖いのは、少年少女の両親も、学校の先生も、取り締まる側もその怖さを理解していないことである。

麻薬脱出―250万依存者の生と死の闘い

Posted by pharmacistK