ヨーガと禁欲

2021年10月26日

こころをコントロールするためには性的欲求から離れることが不可欠だとヨーガの世界ではいわれます。

今日の先生はヨガマスターであるスワミ・シヴァ―ナンダ先生です。

ヨーガとこころの科学―マインド その神秘さとコントロール法

心とは乱気流のように定まらないものだ。

しかしたゆまず瞑想し、宇宙の偉大なパワーを思えば、完全に心の波を鎮めることができる。心の主はあなた自身だ。物への執着を離れて修行を重ねれば、自分の心の真の主となれる。心を完全にコントロールできた時に得られる湧きあがる内なる力と至福、素晴らしい輝きの世界を感じとってみよう。心をつなぎとめて、欲望を消滅させることに集中する。あなたの欲望がなくなれば、心はあなたの思い通りとなる。

「幸せになりたい」という望みは、古来より人類すべての究極の目的であった。人びとは、人生において最高の幸せを手に入れるために日々行動している。しかし、人びとは、物質界の目に見える名前や形あるものが、我々に幸せをもたらすという大きな思い違いをしているために、自分の外ばかりに幸せを探し求めている。あなたに大宇宙の真理を伝えよう。本当の幸せは外からは来ない。各々の心の内にすでに存在しているのだ。心の内にあるものは、内なる心でしか発見できない。この幸せは永遠に続く至福だ。

しかし、落ちつきの無い心をコントロールし、すべての考えや欲望を完全に放棄する作業は、人類史上最大に難しい仕事でもある。もし、あなたが、自分の心を完全に征服出来たら、その人は王の中の王になれる。

例えば一滴の精液は40滴の血液からつくられる。1回の性交で費やされるエネルギーは24時間の知的作業で費やされるエネルギーと等しく、3日間の肉体労働で費やされるエネルギーに匹敵する。この性のエネルギーを無駄に浪費してはならない。細心の注意を払って保存し、素晴らしいパワーを得るのだ。この性のエネルギーは性交で使われない場合は、神聖な力に変わり、頭脳の中に蓄えられる。西洋医学では、この重要な点に注目していない。実際、多くの病気の原因は過度の精液の流出が原因である。低い欲望に決して負けず、厳格な禁欲を守ると、性的エネルギーは、上にのぼり頭脳の中に蓄えられる。これによって、知的パワーは著しく強められる。