人間の本質は魂である

2021年11月16日

何のために人間は生まれてくるのでしょうか。人間の本質とは何なのでしょうか。日本のヨガ研究の第一人者である本山博先生に伺います。

眠っているときに、魂や意識は脳の中のどこにあるのか。実は意識は脳のどこにも存在しないのです。身体や脳といったものは魂が動かす。魂がそれらを道具として使えるようになったら意識が出てくるのです。

アストラルというのは、死んでも欲望や感情から抜けられない魂の次元のことです。人間が死ぬとすぐに行って、またこの世に戻ってくる世界と言えばいいでしょうか。主に感情とか想念が中心となります。

アストラルの一つ上の次元が、カラーナです。この次元では、魂はまだ身体(霊体)を持っていますが、超感覚はなくなり、普遍的な知的直感、知恵や形がエネルギーを生み出すようになります。この世界の基本は愛なんですね。

カラーナの次元をさらに上にあがっていくと、悟りの世界が開けてきます。悟りの世界とは、個としての身体がなくなった世界なんです。自分というものを持たない、つまり霊ではなく、一種の神様や神霊になるのです。悟った心は霊体をもたず、個人ではなくなる。これを、ヨガの言葉で「プルシャ」と言うんですね。さらにその上に、絶対の空、絶対無の世界があります。

人間の本質